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ウレタンの表情を操る魔法「シボ加工」

2026.05.26

自動車内装のシボ地

ウレタン製品を手にしたときや見たとき、本革のようなマットな質感や、
手にしっくりと馴染むグリップ感を感じたことはありませんか?
それは「シボ加工」という技術でつけられた凹凸です。

今回は、工業デザインにおいて大切な「シボ」について、
その正体をご紹介します。

「シボ加工」が製品にもたらす3つの機能

シボ加工とは、ウレタンの表面に細かな凹凸模様を施す表面処理技術のこと。
単なるデザインと思われがちですが実は実用的な役割も担っています。

1.高級感と質感の演出
成形品特有の「テカリ」や「安っぽさ」を抑え、落ち着いたマットな質感を演出します。
これにより、自動車の内装などに高級感のある雰囲気が生まれます。

2.傷を「隠す」
表面が平滑だと、小さな擦り傷でも目立ってしまいます。
しかし、シボ加工が施されていれば、凹凸の模様が傷を視覚的に紛らわせ、長く使い続けても美しさを維持しやすくなります。

3.握りやすさと汚れへの強さ
凹凸があることで手や指との摩擦が増え、グリップ力が向上します。
また、指紋や手脂が直接平らな面に付着しないため、汚れが目立ちにくいという利点もあります。

医療用イスアームレストに付けたられたシボ地

 

シボ加工の代表的な種類

一口にシボ地と言ってもパターンは豊富。大きく分けて5種類に大別できます。

1革シボ(皮革模様)
天然の革の表面にある、ランダムで細かなシワ模様を再現したものです。
高級感があり、自動車の内装やカバンの素材など、幅広く活用されています。

革シボ

2梨地(なしじ)
梨の皮のように、細かくザラザラとした均一な凹凸模様です。
控えめで主張が強すぎないため、家電製品やOA機器、雑貨などで最もポピュラーな加工の一つです。

3木目・岩目・砂目
自然界の素材を模したものです。木目調の模様や、岩の質感、砂粒状の模様など、製品のデザインコンセプトに合わせて選ばれます。

木目シボ

4布地・絹目模様
布の織り目を模したもので、独特の柔らかい光の反射や質感を演出します。

5幾何学模様(きかがくもよう)
規則的に並んだ幾何学的なパターンのシボ地です。
モダンな工業製品や、デザイン性が求められる筐体などに用いられます。

幾何学模様のシボ地

製品の「触り心地」と「表情」を、シボで変えてみませんか?

「製品の質感をもう一段高めたい」
「傷を目立ちにくくしたい」
「滑り止め効果をプラスしたい」
——そんな製品開発におけるお悩みや課題はございませんか?
シボ加工は、ただの模様付けではなく、製品のブランドイメージを決定づけ、使い心地を左右する非常に重要なプロセスです。

浜口ウレタンでは多種多様なシボ模様のサンプルを取り揃えております。
「高級感のある本革のような質感を探している」
「梨地の中で、もう少しマットな仕上がりにしたい」
「製品のコンセプトに合う、最適なパターンを提案してほしい」

といったご要望に合わせて、サンプルをご覧いただきながら、最適な質感をご提案させていただきます。
視覚だけでなく、指先で触れて確かめることで、製品の仕上がりイメージがより具体的に見えてくるはずです。

まずはお気軽にご相談ください。
貴社の製品が持つポテンシャルを、シボ加工で最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。

シボ地パターンサンプル

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